ガラス製哺乳びんは割れものです!
ガラス製哺乳びん(以下「ガラスびん」)は割れものです。お取り扱いには十分ご注意ください。お子さまにガラスびんを持たせたり、一人で飲ませることはおやめください。割れた場合、ヤケドやおケガにつながり大変危険です。
●ガラスびんが割れる、とは?
ガラスびんには耐熱強度にすぐれた「ほうけい酸ガラス」を使用していますが、次のような場合などに割れることがあります。
◎ガラスびんを落としたり、何かにぶつかるなど物理的な衝撃を受けた場合
◎ガラスびんに急激に熱湯を入れたり、逆に急激に冷やしたときなど、ガラスびんに急激な温度差が生じた場合
◎ミルクを溶かす際にフードをセットした状態で強く振るなど、ガラスびんの中の圧力が急激に高まった場合
落としたり、ぶつけたりした覚えが無くても、日常のご使用のなかで付いた小さなキズがきっかけとなって、ガラスびんに生じる温度差や圧力の変化により、ヒビや割れにつながる場合があります。
特にガラスびん底の周辺部分にキズが付いていると、底が抜けるように割れることがあります。
●調乳前には必ずキズの点検をしてください
ヤケド、ケガにつながりますので、ガラスびんは、ご使用になる度にキズがないか必ず点検してください。また、キズが付いたガラスびんは使用をしないでください。
急激な温度差を避けるために |
○ あらかじめ哺乳びんにぬるま湯を入れて温めておくことをおすすめします。ぬるま湯を捨ててから調乳してください。 ○ 冷えているガラスびんや、ステンレス製の流し台などの冷たい場所に置いたガラスびんに沸とう直後の熱湯を入れると、急激な温度差により割れにつながりますので、絶対におやめください。 ○ ミルクを授乳適温まで冷ます際には、流水や、水を張った調理用ボウルなどの中で、ゆっくりと冷ましてください。氷水などで急冷すると割れにつながります。
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びん内部の圧力の高まりを防ぐために |
○ ミルクを溶かす際は、フード(かぶせるフタ)はセットせず、ガラスびんをゆっくり横方向に回転させてください。 縦に振ると圧力が高まってガラスびんの割れにつながったり、中身が噴き出しヤケドの恐れがあり危険です。
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【成形時にできるラインについて】
ガラスびんの底に見られる曲線のラインは「シャーマーク」、側面に縦スジ状に入ったラインは「パーティングライン」と呼ばれ、成形時に必ずできるラインです。これらは、割れにつながることはありません。
●調乳時のご注意点
◎お子さまのそばで調乳することはおやめください。割れた際にヤケドやおケガにつながり大変危険です。
◎冷えているガラスびんや、ステンレス製の流し台などの冷たい場所に置いたガラスびんに沸騰直後の熱湯を入れると、急激な温度差により割れることがあります。絶対におやめください。
【ガラスびんの割れを防ぐには】
◎あらかじめ哺乳びんにぬるま湯を入れて温めておくことをお勧めします。ぬるま湯を捨ててから調乳をしてください。
◎ミルクを溶かす際は、フードはセットせず、ガラスびんをゆっくり横方向に回転させてください。このとき、縦に振ると圧力が高まってガラスびんの割れにつながったり、中身が噴き出しヤケドの恐れがあり危険です。
◎ミルクを授乳適温まで冷ます際には、流水や水を張った調理用ボウルなどのなかで、ゆっくりと冷ましてください。なお、氷水などで急冷すると割れにつながりますので、絶対におやめください。