サプリメント

  • Q
    葉酸(ようさん)とは、どういうものでしょうか?
    A
    葉酸(ようさん)はもともと貧血の治療に使われていて、細胞の発育にとっても大切なビタミンです。細胞の分化の盛んな胎児には、特に葉酸が重要です。受胎前後に十分量の葉酸を摂ることで、二分脊椎(にぶんせきつい)や無脳症などの神経管閉鎖障害(しんけいかんへいさしょうがい)のリスクが低減できることが、多くの研究から明らかになってきました。
    厚生労働省では、妊娠を希望するすべての女性に、食事からの摂取に加えて、1日400μg(マイクログラム)の葉酸をサプリメントで摂ることをおすすめしています。でも、すべての女性が計画的に妊娠するわけではありません。ふだんから神経管閉鎖障害のリスク低減のために、妊娠を計画している女性は食品やサプリメントから葉酸を摂取するよう呼びかけています。